屋上・ベランダ防水

ベランダや屋上には、「防水層」と呼ばれる建物の内部に雨水が入るのを防ぐ部分があります。

シート状にした繊維強化プラスチックを施工する「FRP防水」、塩ビ製やゴム製のシートを床面に貼り付ける「シート防水」など、工法はいくつかありますが、その多くは耐用年数が10年程度となっています。

適切なメンテナンスをせずにいると、劣化した部分から雨水が侵入し、雨漏りの原因になる可能性が高くなります。

被害を未然に防ぐため、定期的なメンテナンスで住まいの環境を維持しましょう。

目次

こんな症状は要注意です

屋上のヒビ、スレ

ベランダのヒビ割れ

ベランダや屋上は風雨や紫外線のほか、物を置いたり人が歩いたりする機会も多いことから、ダメージを受けやすい場所です。ダメージが蓄積してくると防水層の表面が劣化を始め、「ヒビ割れ」や「剥がれ」が起きてくる場合があります。

適切にメンテナンスがされないと、雨漏りなどの被害が広がる可能性が高まるため、早めの対応が大切です。

劣化はすでに起きているかも・・・

軒天のシミ、剥がれ

ベランダがある下の軒天(のきてん)にシミや剥がれがある場合、雨漏りがすでに起きている可能性が高いです。軒天とは屋根の軒先の裏面にある天井のことです。

被害の規模はさまざまですが、外装材を剥がすと内部が腐食している場合が多いです。

ベランダの排水不良

ベランダの排水口にゴミが詰まり、きちんと排水されていない状態では雨漏りの危険度がぐっと高まります。

雨漏りの原因で一番多い箇所はベランダやバルコニーです。排水がスムーズに行われるよう、適切な防水メンテナンスが必要です。

場所や利用頻度に応じた防水メニュー

場所や利用頻度によっても適した防水工事は変わってきます。

代表的なものは以下の3つになります。

3つの防水メニュー】

①ベーシックなウレタン防水

②ベランダの利用が多いお住まいにはFRP防水

③屋上が広いお住まいにはシート防水

ウレタン防水

もっとも多く使用されているウレタン防水とは、床面にウレタン樹脂を重ね塗りして防水層を形成する工法です。

床の形状を問わず施工でき、見た目も継ぎ目がなく美しいのが特徴です。

表面を保護するトップコートの耐用年数は5年程度のため、5年に1度の塗り替えが必要です。

密着工法

液体状のウレタン樹脂を複数回塗り重ねる、もっともスタンダードな工法です。ゴム質で弾力のある仕上がりになります。素材・形状・面積を問わないのが特徴で、基本的にはこちらを採用します。

4,400〜6,600円/㎡

※ 使用する材料や工事方法により、価格は変動します。

通気緩衝工法

水蒸気を逃がす溝が裏面にある通気緩衝シートを設置して、その上からウレタン防水材を塗布する工法です。築年数の長い建物や雨漏りが起きてしまった後などに採用します。

5,500〜8,800円/㎡

※ 使用する材料や工事方法により、価格は変動します。

FRP防水

ベランダを利用することが多いお住まいに適しているのがFRP防水です。

FRP防水はガラス繊維を混ぜたプラスチック樹脂を用いるため摩擦に強いという特徴があります。洗濯物を干したり、ガーデニングをしていたりといった理由でベランダの利用が多い場合、摩擦や重みによって防水機能が劣化しやすいのでおすすめです。

硬化時間が他の工法よりも短いため、工事は1〜2日で完了します。

5,500〜8,800円/㎡

※ 使用する材料や工事方法により、価格は変動します。

シート防水

屋上のあるお住まいに適しているのがシート防水です。

シート防水は、塩化ビニールやゴム製のシートを施工箇所に接着し、最後に仕上げ材を塗布する工法です。費用が安く、平らで面積が広い床面の場合におすすめです。

当店では、ゴムより耐用年数が長い塩ビシートを主に使用しています。

密着工法

防水シートを、下塗り材で床面に接着させる工法です。下地材が乾燥している場合に採用します。

4,400〜6,600円/㎡

※ 使用する材料や工事方法により、価格は変動します。

機械式固定工法

防水シートを、接着ではなく特定の器具で部分ごとに固定していく工法です。下地材の水分による膨れの可能性がある場合に採用します。

4,950〜8,250円/㎡

※ 使用する材料や工事方法により、価格は変動します。

当店の防水工事は10年保証です!

当店では、施工前に下地の状態などをプロが隅々チェックし、お客様のご希望と合わせて、最適な工法を提案しています。

また、お客様により安心していただけるよう、防水工事に「10年保証」をつけています。

戸建てだけでなく、アパートやビルなど幅広く対応可能ですので、防水工事を検討の際はぜひお気軽にご相談ください。

安心の10年保証

どんな建物でも対応可

目次